環境の変化で更年期障害から回復しました

環境の変化で更年期障害から回復しました

私に更年期障害と思われる症状が現れてから回復するまでの経験談です。症状が出始めたのは50歳代後半からでした。その頃の私は、数年来の仕事が佳境に入り、また私的には一人暮らしの父の介護と、人生の中で最も多忙な時期だったと思います。

 

疲れが溜り、頻繁に疲労を感じるようになりました。そのうち夜にふと目が覚めて寝付けなくなりました。時に背中や肩も痛くなり、階段では息切れが酷くなりました。仕事では何回か判断の間違いとか、段取りの不備とか凡ミスが出るようになりました。

 

上司が最近の仕事ぶりを見て「大丈夫か?」と声を掛けてくれまが、その度に「大丈夫です」と答えるしかありませんでした。仕事のフォローを同僚や部下にお願いすることも多くなり、そしてその事が私にとってはかなりの負担になってきたのです。

 

ある日突然、仕事への意欲が無くなりました。パソコンに向かっても数字やグラフが飛んでいくばかりで頭に入りません。焦りもしましたが、もういいやという気持ちが強かったのです。その後、体調が悪いと偽って何回か会社を休み、駅の近くの公園でボーっとする様になりました。周囲の人も訝しがっていたと思いますが、その時はどうでもいいという気持ちでした。

 

会社の産業医に相談しました。面談形式でいろいろ聞かれましたが、結局、病院に行って専門医に診てもらった方が良いとアドバイスをもらいましたが、行かずじまいでした。後から聞いた話ですが、私の上司には「様子見。悪くなるようなら就労制限」と報告したそうです。

 

自分でも異常だなとは思いましたが、どうしようもありませんでした。ある時、ネットで男性にも更年期障害があるという記事を読みました。症状を見ると、あてはまることが随分ありました。ただ、うつ病にも何点か同様な症状があります。どちらかは判断が付きませんでした。

 

そんな状態が2年ほど続きました。その間、身体的な問題であれば、運動で改善できるかもしれないと思い、ジョギングを始めました。そのうち走行距離も長くなり、体力も付いてきました。仕事環境にも変化がありました。仕事が変わったのです。

 

新しい仕事は単純でしたが、それなりの喜びもありました。また、父の介護からも解放され、体力的にも精神的にも負担が軽くなったのです。そうして定年前には元の自分に戻りました。

 

結局のところ、私の症状は更年期障害だったのか、うつ病だったのか分らずじまいだったのですが、環境の変化や健康維持に努めることによって、改善できました。産業医に言われた通り、すぐに病院に行っていればもう少し早く回復したかもしれません。